• ホーム
  • ジスロマックの効果はどうしてそんなに長いの?

ジスロマックの効果はどうしてそんなに長いの?

薬のケースと葉

ジスロマックは非常に長い時間で効果が持続する特徴的な飲み薬で、患者の飲み忘れなどに対応しやすいことから病院としても利用しやすい医薬品となっています。
一般的な飲み薬は毎日飲むことが必要で、例えば風邪薬などは1日に1回などとなっているのに対し、ジスロマックは3日間の服用で1週間は効果が持続します。
他にも2~3日ほど効果が持続するような薬はありますが、ジスロマックほど長いものは滅多にあるものではありません。

ジスロマックの有効成分であるアジスロマイシンは細胞に移行する性質が強く、従来の飲み薬では血液中に溶け出して効果を発揮するのに対し、アジスロマイシンは主に白血球に取り込まれるようになっています。
取り込まれたアジスロマイシンは外に漏れ出さないような性質に変化し、10~100倍の高濃度で細胞内に留まるようになります。
白血球は体内に侵入した細菌に対して攻撃性を示し、感染病巣に移動して細菌を食べる役割を持っているため、細胞内に取り込まれた細菌は同じく取り込まれたアジスロマイシンによって攻撃を受けることで退治されます。
ジスロマックの成分が血液中に溶け出す必要はなく、細胞内に留まっていれば自動的に感染病巣に運ばれるという効率的な仕組みで、成分の濃度を下げる必要がないのが特徴です。

このように特定の場所に薬を分布させるための仕組みをドラッグデリバリーシステムと呼んでいて、成分の構造を変換して吸収改善を行うプロドラッグなどもありますが、ジスロマックは白血球を用いた輸送システムということになります。
この性質はジスロマックだけでなく、マクロライド系抗生物質全てに共通していることで、自然に作り出された現象として利用されているものです。

サイト内検索
人気記事一覧
  • 薬のケースと葉
    ジスロマックの効果はどうしてそんなに長いの? 2019年06月04日 閲覧数:61
最近の投稿
    アーカイブ