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先天性異常がある場合のジスロマックとフロモックス

抗生物質にはさまざまなものがあります。
マクロライド系のジスロマックやセフェム系のフロモックス、他にペニシリン系やテトラサイクリン系、ニューキノロン系があります。
病院で貰える主な抗生物質はこの5種類のうちのいずれかでしょう。
どれも細菌を抑える薬ですが、効き方に違いがあります。

マクロライド系のジスロマックは細菌のたんぱく質の合成を阻害します。
その結果細菌がたんぱく質を十分に作れなくなることで弱っていきます。
セフェム系のフロモックスやペニシリン系は細菌の細胞壁の合成を阻害するため、細菌自体が死滅します。
抗生物質を効果的に作用させるためには、時間性依存と濃度性依存の2種類がある点に注意しましょう。

ジスロマックは濃度依存の薬です。
そのため1回の投与で血液中濃度を高くしなくてはなりません。
メリットとしては投与回数が少ないため、飲み忘れを防ぐことができます。
ジスロマックSRでは1回の投与で1週間効果が持続します。

フロモックスの場合は時間性依存で、どれだけ長い間血中に薬剤の濃度を保っていられるかが重要になります。
飲み忘れることなくしっかり飲まなくてはならない薬です。
また、フロモックスで注意しなくてはならないことは、まれに血中カルニチン量が低下し、低血糖状態になってしまうことがあることです。
先天性代謝異常がある場合は選んではいけない薬です。

またセフェム系やペニシリン系はアレルギー反応を起こすことが多くあります。
蕁麻疹などのアレルギー反応があった場合は別の抗生物質に切り替えなくてはなりません。
セフェム系とペニシリン系は塩基が非常に似ているため、どちらかでアレルギー反応があると、もう片方もアレルギー反応を起こす可能性が高くなります。